デイケアについて(リカバリーセンター)
デイケアとは
一歩踏み出すあなたを、専門チームが支える。倉光病院 精神科デイケア
入院ではなく外来による治療・リハビリのプログラムを通じて、日常生活の回復、社会参加、安定した生活リズムの定着を支援します。医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士など専門スタッフが常駐し、一人ひとりの状態や目標に応じてサポートします。
精神科デイケアでできること――主なプログラムと目的
生活リズムの調整・安定
規則正しい通所は、起床・就寝時間の安定、生活全般のリズム回復につながります。
精神科リハビリ(作業療法・心理教育など)
作業療法やグループセッション、心理教育などを通じて、ストレス対処やコミュニケーション、自己管理のスキルを身につけます。
社会復帰・社会参加へのサポート
いきなり仕事や学校に戻るのが不安な方も、デイケアで「外出・他者との関わり」に慣れ、少しずつ社会復帰への準備を進められます。
居場所・仲間づくり
同じような悩みを持つ人たちとの交流。安心できる居場所としての役割も期待できます。
医療管理・継続ケア
通院だけでは難しい、生活全体のサポート。服薬管理、体調観察、相談サポートなども受けられます。
どんな方に向いているか
- 精神疾患や依存症などで通院中だが、入院までは必要でない方
- 退院後、在宅での生活に不安がある方
- 認知症状が気になる方
- 規則正しい生活リズムを取り戻したい方
- 人との交流が減り、社会参加に不安を感じている方
- いきなり仕事や学校復帰は不安。段階を踏みたい方
デイサービスとの違い
項目 | 倉光病院 精神科デイケア | 介護デイサービス |
|---|---|---|
主な目的 | 精神疾患の回復、再発予防、社会復帰・社会参加の促進 | 日常生活支援(食事・入浴・送迎など)や介護負担軽減 |
根拠法 | 医療保険(自立支援医療など) | 介護保険 |
対象者 | 精神科の病状で治療・リハビリが必要と医師が認めた方 | 要介護認定を受けた方(主に要介護1~5) |
専門性 | 精神科専門医、精神科の多職種による医学的・専門的なリハビリ | ケアを中心とした生活支援 |
「デイサービス」は“介護”を目的としたサービスですが、精神科デイケアは“医療・リハビリ”を目的とし、心身の安定と社会参加を目指す“治療”サービスです。
リカバリーセンターでは、医療機関ならではの“継続できる治療と支援”が可能です。
精神科デイケアと介護保険のデイサービスは利用日を分けることで併用することが可能です。精神科デイケアでは治療、リハビリ、認知症予防、社会復帰支援、デイサービスでは生活支援・身体機能維持の支援を受けることが出来ます。併用することで、例えば「平日はデイケアで集中的なリハビリを受け、週末はデイサービスで他者との交流や生活支援を受ける」といった形で、多様なニーズに対応することが可能です。
詳しくは主治医やケアマネージャー、または当院までお問い合わせください。
倉光病院の精神科デイケアプログラムの特徴
精神疾患に特化した専門プログラム
依存症、うつ病、統合失調症など、精神疾患特有の課題(対人交流の苦手さ、意欲の低下など)に焦点を当てた集団療法や作業療法が中心です。
医療機関での安心感
精神科病院に併設されているため、服薬管理や急な体調変化にも専門の医師・看護師が迅速に対応でき、安心して参加できます。
社会生活への準備
規則正しい生活リズムの確立から、就労に向けたスキルアップ、ストレス対処法まで、社会生活に必要な具体的な能力(生活技能訓練:SST)の獲得を目指します。
ご家族の方へ
精神科デイケアは、ご本人だけでなく、ご家族の「安心」「負担軽減」にもつながります。専門職によるケアとサポート体制を通じて、安定した毎日と回復への道を一緒に築きます。
利用の流れ/安心の体制
相談実施(当院のかかりつけ、または他かかりつけの病院)
診察時にデイケア利用の相談実施。医師のデイケア依頼箋の発行。体験日程決め
デイケアへ相談・体験の日程決め体験利用
自分にあうデイケアかの確認をします。受理面接
デイケア・ご本人の合意があれば受理面接をいたします。利用開始
お問い合わせはこちら
詳しいご利用方法・見学のご案内はこちらまでご連絡ください。
