
作業療法(OT)とは生活に障がいがある方々を支援するリハビリテーションの方法のひとつです。私たち作業療法士は日々の生活で行われる様々な作業活動を用いて、その人の健康的な部分に働きかけ、こころとからだの回復を助け、自分らしい生活を再建していくための支援を行います。例えば、「楽しみを見つけたい」「人付き合いや人と話すことが苦手」「ストレスをうまく発散できない」「体力がなくなった」「症状との付き合い方、対処法がわからない」「退院後の生活が不安」などの困っていることや不安に対し、楽しめる機会の提供や人とうまく付き合っていく方法の練習、リラックスやストレス解消方法、余暇時間の使い方など病気によって生じる生活のしづらさを改善し、よりよい生活が送れるように支援していきます。 当院では、入院して間もない時期(急性期)から退院にむけてまでの治療プログラムを準備しています。その一部をご紹介します。
ゆったりとした音楽を流しながらストレッチを行い、心身ともにリラックスをし、身体感覚を取り戻すことを目的にしています。
作品作りを通し楽しい時間を味わい、集中力や持久力を高めると共に、自己表現や趣味を見つける機会を提供しています。
陶芸や革細工、手芸、絵画、カレンダー作りなどを行っています。

体を動かすことで気分転換やストレスの発散が出来ると共に、体力の維持・向上を目指します。またスポーツを通し、人とのふれあいもできます。
グラウンドゴルフ、ゲートボール、卓球、風船バレーなどを行っています。

常勤で男性心理士が1名、非常勤で女性心理士が2名在籍しており、主に、カウンセリング・心理検査を行います。また、外来や病棟にて、SSTや心理教育(回復のための学習会)を行っています。
SSTとは、「ソーシャルスキルトレーニング」の略で、「生活技能訓練」と訳されます。グループで、人間関係で苦手なことを練習したり、生活で困ることを話し合ったりする集団療法です。
「過去は変わらないけど、未来は変わる可能性がある。」という言葉があります。実際に、SSTでは症状や過去は扱いません。しかし、日々の行動や未来を変えることにより、症状そのものが気にならなくなることがあります。実際、SSTに参加した方々の再発率が低いことも報告されています。
現在、病棟SSTは、毎週土曜日の14時から行っております。
外来の方は、デイケアで行っているSST(火曜日13時より)に参加することができます。参加希望の方は、電話でご相談ください(地域移行推進課まで)

一般的には「心理教育」と言われているもので、グループで、医師、看護師、作業療法士、心理士、さらに薬剤師、栄養士、精神保健福祉士ともに、回復のために必要な、症状への対処法を学習していく集団療法です。
現在の医療は、アドヒアランスという、「自分から積極的に治療に参加する」スタイルに変わりつつあります。回復のための学習会は、まさにそのための集団療法であり、「自分が自分なりに希望を持って生きていく」ことを応援するプログラムです。
現在、回復のための学習会は、毎週木曜日の14時から行っております。入院中のプログラムですが、外来の方も、参加することができます。
外来からの参加希望の方は、ご相談ください。
心理士が、30分~45分ほど会話をしながら、治療を行います。(必要に応じて心理検査なども行うことがあります。)単なる会話ではありますが、そこには理論と方法があり、治療効果もあると実証されている心理療法です。
外来でも入院中でもカウンセリングは可能です。受けてみたい方はご相談ください。男性心理士、女性心理士どちらも在籍していますので、希望がある場合は、相談の際にお伝えください。
薬局は正面玄関を入って右側にあります。
薬局業務は、調剤・処方箋チェック(監査)・服薬指導・薬剤管理指導・感染防止と多岐にわたりますが、
何より患者様ひとりひとりの病状に応じ、他のスタッフと連携を図りながら、細かいところまで気を配った業務を心がけています。
*服薬指導(外来)
薬の効果や、服用方法、薬の保管などについて説明を行っています。
薬の飲み忘れ防止や、服用管理がうまくできるよう一包化調剤に変更したり、副作用や疑問に思ったことなどにお答えしています。
*薬剤管理指導業務(入院)
入院患者さんに対して、主治医の指示のもとベッドサイドやホールにて薬の説明を行っています。
患者さんが薬をきちんと飲んでいるか、服用時飲みづらいことはないか、薬物治療の意義を理解されているか(特に継続していく場合)、副作用の早期発見や発現防止に努め、患者さんごと個別に対応しています。
栄養科では、管理栄養士1名が、委託業者と協力して、病気の治療食としてまた入院生活の楽しみの一つとして患者さんに喜ばれる食事を提供するため日々努力を重ねています。
食事の内容については常食、軟菜食、エネルギーコントロール食、肝臓病食、膵臓病食などを医師の指示に基づき、患者さんの病状に合わせた食事を提供しています。
入院生活の楽しみとして、筍の食材を使用した行事食や患者さんの誕生月には誕生日食などを提供しています。
また入院アルコールリハビリテーションプログラム(ARP)の一環で、栄養指導も行っています。












